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■ヤマトヌマエビ繁殖日記 Part 5-1■
(2005/5/21〜)

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2005.5.21
昨日Part4が失敗したばかりなのですが、今日Part5をすぐに立ち上げたのは・・・

今日の昼、久しぶりに各水槽のメンテナンスをしていたのですが、ヤマトの親水槽で5/11に発見した抱卵した母エビの卵が発眼しており、それもかなり発達している様子。気になったので隔離したら、先程ゾエア放出&脱卵(゚O゚;) 参りました・・・新たな汽水水槽は昼に立ち上げたばかり・・・しかし汽水はこれしかないので、明日ゾエアを汽水に移す事に・・・


あまりにも即席の汽水で安定していない水槽なのでうまくいかない可能性が高い。しかし抱卵している母エビがもう1匹いるので、その分もPart5に含める事にします。

Part4でまたまた失敗して、ゾエアの飼育について改めて感じた事は餌。
ゾエアの飼育で一番難しい事はゾエアの好む餌を安定して与える事!そして1匹のヤマトの母エビから生まれるゾエアは1000匹前後。大量のゾエアがそれぞれ餌を食べやすい環境を作り、餌は水質を落とさないものがよい。

Part2で餌に使用したインフゾリア。あれは非常によかったと思われるのだけど、インフゾリアを発生させて安定した汽水で増やすには時間が非常にかかります。そこで今回餌として使用するのは
浮泥です。この浮泥を餌にしてヤマトの繁殖に成功されている方、結構いらっしゃるようです。またゾエアの育成だけでなく、稚エビ稚魚の育成に向いているようで、水質の浄化作用もあるのではないかとも言われています。

「じゃぁ浮泥とは何よ?」と聞かれますと・・・実は浮泥の定義がよくわからないのではっきりと説明できないのですが(゚-゚; 植物の葉や根などの有機物が分解過程にあるものだと、自分は思っています。分解過程にあるものなので、その有機物を分解しているバクテリアや動物プランクトンもその中に含まれていると考えます。浮泥に水質の浄化作用があると言われているのは、そのバクテリアや動物プランクトンの働きがあるからじゃないでしょうか?
左の写真は外部フィルターの水を2L程抜いて、10分ほど時間をおいたものです。底に茶色の沈殿物があるのわかります?これが浮泥。スポイトで集めて汽水に投入。この写真では解りにくいですが、まださほど分解が進んでいない繊維質のものが沢山含まれておりました。

今回の汽水水槽DATA
水槽: 24×30×18(縦・横・高さ)
蛍光灯照射時間: 1灯10時間(リフト使用)
飼育水:ベースは母エビ水槽から(ph7.5)約12L
投入物:人工海水の素、浮泥、ジャワモス破片
水温:26℃
フィルター:エアリフト式スポンジフィルター
塩分濃度:海水の70%


2005.5.22
昨日から孵化しているゾエアを汽水に移しました。数は130匹。もともと抱えていた卵がとても少なかったので、これでほとんどかな?卵はもう少ししか見られません。

汽水には今朝移したのですが、夕方にはもう数が減っている感じです><; 浮遊しているゾエアは数が少なく、沈殿した浮泥に食いついていればいいのだけれど・・・と、スポイトで浮泥を少し浮かばせて見ると・・・!

浮泥にしがみついている!こんな状態のゾエアが数匹みられました^^ 浮泥はちゃんと餌になっていると思うのですが・・・しかし・・・ゾエアの口ってどこなんだろ?・・・この状態でちゃんと食べているのだろうか?

この光景みたことがある!と調べてみるとやっぱり3/9のDiaryに同じ様な写真載せていました^^

2005.5.23
今日は22匹孵化。合計で152匹かぁ・・・残念ながら汽水水槽ではその半分も確認できません。しかしまだ50ぐらいはいるんじゃないかな?浮泥に潜んでいるゾエアは確認しづらいなぁ。

親水槽で抱卵している母エビは発眼した模様。6月前半にゾエア放出と予測します。

2005.5.24
本日は2匹のゾエアを回収し、孵化はここで終了。合計で154匹でした。

汽水水槽の方では、浮遊していてすぐ眼につくゾエアが30〜40匹いるので、実際には50匹以上は生存しているみたい。浮泥に含まれた微生物のおかげで水もだいぶ安定してきているのかな?昨日からはほとんど減っていない様子。

昨日発眼を確認した抱卵母エビは順調というか・・・卵は昨日や一昨日発眼したものではないな・・・今がちょうど大潮なんだけど、次は6/7が新月。んー、そんなに待てないっぽい。ひょっとすると今月中に孵化するかも?

2005.5.25
ゾエアの数は減っていない模様。まだ5日目ですが順調^^

2005.5.27
若干汽水が白濁してきたのが気になりますが、孵化から丁度1週間。ゾエアが成長してきたせいか、その姿が確認しやすくなってきました。生存しているゾエアの数は自分が思っていたよりも多いみたい!70〜80はいるんじゃないだろうか。

ゾエアが順調なので白濁の原因が水質の悪化・バクテリアの死滅ではなく、何か植物プランクトン等の発生によるものと考えています。

2005.5.28
 親水槽で抱卵した母エビは、いつもデジカメでマクロ撮影しながら観察をしています。昨日は抱卵母エビが撮影しやすいポジションに来てくれず、なかなか写真を撮らせてくれませんでした。そのまますっかり撮影するのを忘れていたのですが、寝る前にふと水槽を覗いてみると・・・抱卵した母エビの卵が減っている!?あわわ、今月中に孵化するかもとは思っていたものの、こんなに早いとは>< すでに孵化したゾエアは同居しているドワーフレインボーの餌になってしまった模様(T-T)

 慌てて隔離して寝たのですが、今朝孵化したゾエアの数は115匹で、若干卵が落とされてしました。卵は100個もないかな・・・うーん、普段ちゃんと観察していれば、こんなに孵化する時期を見誤る事はないんだけど・・・抱卵を確認したのが11日で孵化したのが27日。抱卵した日ははっきりわかりませんが、今回は抱卵してから3週間前後で孵化したと思います。水温は27〜28度(すでに結構高い!

 最近知った事なのですが、ヤマトのゾエアは大量に孵化する前に、数匹だけ先に孵化するのだそうです。そういえばPart2の日記で大量孵化の前にゾエアが数匹孵っていた事がありました。ヤマトだけ飼育してよく観察していれば大量に孵化する日は、先に孵化するゾエアを確認すれと予測できますね。先行のゾエアを確認してから母エビを隔離すればいいのだけど、うちの様にゾエアを食べてしまう魚と混泳させていれば、この予測は出来ません><

2005.5.29
 今日の孵化数は67匹。卵はまだ残っており、引き続きエアレーション。

 汽水水槽のゾエアも減っている様子もなく順調^^ ただ汽水はやはり濁ってきており、白っぽかったのがだんだん薄い緑色に見えるようになってきました。このままどんどん濁ってしまうのだろうか?

 親水槽ではまたまた卵巣が太くなってきている母エビが2匹。今回の浮泥による方法で着底・淡水化に成功して、次以降の繁殖では爆発的に殖やしたいなんて夢を・・・ (〃▽〃)。o〇○(爆殖ヽ( ゚ 3゚)ノ イェーィ) 

2005.5.30
 今日の孵化数は41匹。まだもう少し卵は残っています。思っていたより卵はあったみたいですね。単純に21日からの孵化数だけ見ると377匹。Part4の様に1匹の雌から1000匹以上のゾエアが生まれる事を考えると、2匹の雌から377匹ではかなり少ないのですが・・・

 汽水水槽では全域にゾエアが散らばっている感じです。あまり数が減っていないみたいで、とにかく順調^^ 浮泥により餌不足・水質の維持の問題がクリアされているとすれば、外敵もない環境で孵化数の半分ぐらい稚エビになってもいいのではないだろうか・・・? (〃▽〃)。o〇○(稚エビヽ( ゚ 3゚)ノ イパーィ)

2005.5.31
今日の孵化数は30匹。これでトータル407匹

昨晩、ゾエアが孵化する瞬間を目撃しました。矢印のゾエアはまだ頭が殻に入っていて、尻尾だけ出ている状態。頭が抜けにくかったらしく、何回も何回もピクッピクッ!と跳ねていたので、無事生まれるまで横でずっと応援してましたι(`ロ´)ノガンバレ!まさに生命が誕生するこの瞬間。感動であります。
手前の絨毯が写ってわかりにくくなっておりますが・・・汽水はどんどん薄緑色に濁ってきております。

ゾエアは減っている様子は無し。浮泥やガラス面についた付着物を食べている姿が多数見られます。

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