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■ヤマトヌマエビ繁殖日記 Part 2-1■
(2005/2/14〜2005/2/28)

2.14 2.16
2.17 2.21 2.22 2.23 2.24 2.25 2.26 2.27 2.28

2005.2.14
今日たまたまペットショップの近くに行ったので、ふらっと立ち寄ってみました。そこのお店はおしゃれで結構大きなお店であるが、いかんせん値段が非常に高い為いつも買う気にならない。

足は自然とエビコーナーへ。そこで見たものは・・・Σ(゚口゚;

今まで数年間、かなりの数のヤマトヌマエビを見てきたが、あまりのでかさに驚愕!水槽の中にいる雌ヤマトは明らかに5cmに達している!で、でかい・・・


家の水槽には雌が2匹しかいない為、3匹の雌を購入。すべて4cm級で1匹は抱卵しているものを選びました。

家に帰って早速水合わせ&写真撮影。フラッシュをたいて撮影してみるとバッチリ発眼してました。これで日記も更新できます^^昨年末より温めていた汽水の飼育水槽も準備万端なので、これから楽しみです^^


2005.2.16
 さてさて、親エビを隔離するまでまだ少し時間があるようなので、今までの数々の失敗を振り返り、また他サイトでの繁殖成功例をよくお勉強しておこうと思います。

 前回の失敗で大きな原因と思われるのは、水質の悪化。随時換水するやり方では、相当こまめなメンテナンスが必要であると痛感しました。ゾエア幼生の大きさは1mm強。換水した時の水質の変化は、自分が思っている以上に影響があるのではないかと考えます。

 他サイトでの繁殖成功例はさまざまです。天然海水を使用する方、人工海水を使用されている方、随時換水する方法、無給餌・無換水で飼育する方法、フィルターを使う方・使わない方。そして大きな問題になるのが、ゾエア幼生の餌。大学の研究室などでは植物プランクトン、アユ用の人工飼料、クロレラなどを与えているようですが、一般の方の成功例では熱帯魚用のベビーフードや人工飼料を溶かしたもの、デトライタスなどなどこれもさまざま。皆さん試行錯誤されているようで、これが一番いい!という一般家庭での繁殖方法はまだ無い様に思います。

 過去に稚エビまで数匹を育てたときはほぼ換水しない方法でスポンジフィルターを使用していました。前回、前々回と換水するやり方で失敗したので、今回はこれでいこうと思います。多少のゾエアの排泄物による水質の悪化は、フィルターについたバクテリアにがんばって頂こうと思います。餌は、人工飼料は使わない事にします。(食べ残しをきちんと処理しないと、水質悪化の大きな要素となる為) 今回の餌は水槽内に繁殖した苔と、、、よくわからないのですが、、、餌になると思われる、とある物体を繁殖させたのでそれを使用したいと思います、、、(あぁ、こんなんでいいのだろうか・・・(TーT)

 とある物体とは、みなさん経験があるかわかりませんが、ずっとエアレーションをしている水槽や外掛けフィルターを使っていると見られるものです。エアレーションで水が跳ねる場所や、外掛けフィルターの水が流れ落ちる部分になにやら透明でぬるぬるしているものが着きませんか?ある時、そのぬるぬるを放置していたら外掛けフィルターに大量に付着してしまっていました。それをミナミの水槽に入れると、ものすごい食いつきのよさ!同時にプレコ用のタブレットを入れても、食いつきの違いは明らか。このぶよぶよ物体、ゾエアでも充分食べてくれそう。もし食べてくれたら餌の問題はまったくないぐらい汽水の飼育水槽に繁殖させてしまいました。

 今までも数々、失敗を繰り返してきたけど何事もチャレンジさ ι(`ロ´)ノ


2005.2.17
こちらがぬるぬるの繁殖した汽水の飼育水槽・・・

昨年末に人工海水にて70%の汽水を作り、ジャワモス、PSBを投入し、蛍光灯付けっぱなして約3ヶ月。

2週間ほど前にぬるぬるを投入して、ガラス面に付着したものを、ピンセットでこねくりまわしたりしたので、このようなお恥ずかしい状態に・・・(*ノノ)

ジャワモスにもぬるぬるがついて重くなり沈んでいます。・・・・・・大丈夫なんだろうか・・・

スポンジフィルターにも付着して、完全に目詰まりおこしてそう・・・今のうちに洗ったとしても、またすぐに付着する事、間違いなしだし・・・

ぬるぬるには餌として非常に期待してるけど、フィルターが機能しなくなるのは、困ります。

ジャワモスを押しのけてフィルターを覗いてみると、なにやらモスラのマユのように得体のしれない状態になってました(゚O゚;  ピンセットでほじってやると意外にきれいにとれて、きれいなスポンジフィルターがでてきました。こまめに、ぬるぬるは剥がしてフィルターはちゃんと機能するようにしなくちゃ。

←生卵のへその緒みたい。

2005.2.21
 今回は、抱卵した母親エビを買ってきたので、いつ発眼したかわからない状態。母親エビをいつ隔離して脱卵させるか判断が難しいのですが、いつもは発眼から2〜3週間様子を見てその時の大潮に合わせて隔離していました。購入日14日の時点ですでに発眼していて1週間が経っています。

 前回は大潮の最終日で脱卵。必ず大潮に脱卵ってわけではないと思いますが、月齢が脱卵に関係あるという考えは否定できません。前回以前の過去の日記はありませんが、やはり大潮の時が多かったです。次の大潮が22〜25日。明日22日に隔離しようと思います。

2005.2.22
本日、母親エビ隔離いたしました。水温は18℃。
隔離してしばらくは落ち着かない様子で、じたばた泳ぎ回っていました。ストレスかかってるんだろうなぁ。
隔離した時はいつも心配になります。

また2月に孵化させた事も今までないので、水温18℃というのも少し心配。
←クリックで拡大
卵の方は、購入直後に比べると写真に写っている眼がはっきりして、順調に成長している様子。

順調の様に見えても、今まで脱卵しても1匹も孵らず・・・なんて事もあったので、無事ゾエアが生まれるまで安心できません。
珍しく、お腹の写真を正面から撮ることができました。
上の写真の拡大。
卵一つ一つに光ってる部分が見られます。体の組織もだんだん出来上がってきてる様子。

この小さな命を今まで数千、数万?と失ってきました。神様ごめんなさい。

無事生まれてきてくれる事を祈るばかりです。

2005.2.23
 さすが大潮です。少しですがゾエア生まれました。汽水に移したのは9匹。母親エビはまだ卵を抱えたまま。まだ隔離して1日だけど、すごい糞の量。スポイトで吸出し、1/3ほど水換え。

2005.2.24
 朝起きて、母親エビチェック。今日は沢山生まれてるんじゃないかと、期待していたのにゾエアは0匹。なんでぇ?とりあえず糞の処理と水換えを行いました。

 昨日生まれたゾエアは全部は確認出来ないけど、数匹は確認。そして、ゾエアが例の白いぬるぬるに突入するとピクッ、ピクッと動いている・・・・・・・・・・・・・・!?!?

 白いぬるぬるの中に無数にうごめくゾエアよりもはるかに小さな生命体を発見!どうやらぬるぬるは
インフゾリアで間違いない様です。よく稚魚やゾエアの飼育の説明に出てくるインフゾリアですが、実際見たことがなかったのでわかりませんでした。

 詳しく調べてみると、
インフゾリアとは、水中にいる単細胞微生物との事。ゾウリムシ、ワムシ、ミドリムシ、ミズケムシ、ミジンコなどの動物性単細胞微生物の総称らしく、小学校か中学校で理科の時間に顕微鏡で観察した事のある気がします。このインフゾリアは、肉眼では確認できない小さなバクテリアよりもはるかに有機物を吸着・分解する能力を持っていて、下水処理場でも水質浄化に活躍いるらしいです。正確には白いぬるぬるはコロニーと呼ばれるインフゾリアの住みかで、住んでいる単細胞微生物がインフゾリアなのだろうか?

 とりあえず、このインフゾリアはゾエア幼生の餌としてとても適しているようです。ただ動物性の微生物ということは、酸素を取り入れて二酸化炭素を出しているわけで、水草水槽には良さそうだけど、あんまり増えすぎるとゾエアの飼育水槽は酸素不足になっちゃう?エアレーションをちゃんとしておけば大丈夫かな?

2005.2.25
 うーん・・・今日もゾエアは生まれていない>< 脱卵もしていない。今日は少し冷えて、若干だが水温が下がったから?よくわからないが、とりあえず母親エビの隔離水槽をお掃除。一昨日生まれたゾエア9匹のうち5匹は確認。水槽の半分は枯れたモスとインフゾリアでぐちゃぐちゃの為、確認しづらい。残り4匹も、その中で元気に過ごしている事を祈る。

2005.2.26
 今日も生まれませんでした>< 最初の9匹はなんだったのでしょう・・・ とりあえず母親エビの水槽お掃除&ゾエアの確認。今日も5匹の生存は確認できました。
 ここ数日暖かくなったり寒くなったりと気温の変化の影響で、水温も若干だが18℃〜20℃の間で2℃程上下している。脱卵に関係あるかわからないけど、他に大潮で脱卵しなかった理由が思いつきません。ので、ヒーターを入れて21℃に設定しました。これで水温は安定して、ぷち春が来た状態。さぁ安心して脱卵してくださいっ!

2005.2.27
 ぷち春が来た作戦は、効きませんでした;;ゾエア(写真:孵化4日目)は3匹確認。減ったかな・・・?孵化にはまだ少し時間がかかりそうです・・・

 本日、少しお勉強させて頂いた事がありました。「
脱卵」についてですが、親エビになんらかの異常があった場合に、孵化する前の卵を落とす状態を脱卵と言うそうです。母エビのお腹から卵が孵るのが正常な状態で、「ゾエア放出」・「孵化」と表現するようです。

 これを知って思い当たる事が沢山ありました;;今まで繁殖にチャレンジした際、ほとんど脱卵させてしまっていたのです(T-T) 脱卵後、母体の一部が白くなってなんらかのダメージがあった時は少なくありませんでした。原因は隔離した場所にストレスを感じていたのではないかと思います。行動できる範囲は狭いし、ヤマトの一日の糞の量はすごいです。仕事があるので大抵は一日に一回、糞の処理・水換えを行っていましたが、水質の変化(悪化)の影響も少なからずあったと思われます。

 大抵はゾエアが生まれた時にスポイトで集めやすいように、メダカ用の水槽(2L程度)や500mlのペットボトルを使用していました。(今回もメダカ用水槽(゚-゚;)) 1mm強の孵化したばかりのゾエアを集めるのはとても大変な作業です。ゆえに小さめの容器に母エビを隔離していたのですが、これは自分本位のやり方ですね。もっとエビの気持ちにならなくちゃ;; 

2005.2.28
 本日もゾエアは生まれず。母エビには餌は与えず、ずっと流木にかじりついているので茶色い糞ばっかり。少し栄養とらせようと、プレコ用タブレットを入れると、がしがしと噛り付いていた。汽水水槽の方は、インフゾリアのぶよぶよが増えすぎているので、壁面についているのは、すべて取り除いた。すると、非常に観察しやすくなり、本日は5匹のゾエアを確認できた。少し大きくなったかな?

 今まで母エビの卵巣を観察した事はあまりなかったけれど、少し気になったエビがいたので写真を撮ってみた。上の写真は今隔離している抱卵中の母エビ。下は別の卵を抱えていない雌なのだが、2匹とも卵巣が白くなっていた。他の雌の卵巣は鈍い緑色をしていてこんなに目立つ感じではない。これは、卵の準備ができてきてるのかな?引き続き観察してみよう。

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