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ヤマトヌマエビの繁殖日記。

■ヤマトヌマエビ繁殖日記 Part 9-1■
(2006/5/20〜2006/6/14))

5.20 5.27 5.28 5.30 6.1 6.2 6.3 6.5 6.6 6.8 6.10 6.11 6.13 6.14

2006.05.20
今年1回目のヤマトヌマエビの繁殖!
昨年よりも多くの稚エビを見ることができるように、がんばりたいと思います!

今回の繁殖ではミネラルについて考え、何か工夫出来たらいいなと思っています。

魚介類の豊富な海は、ミネラルが豊富だと聞きます。 養殖の為に、ミネラルの豊富な海洋深層水を使用していたり、山に植林をしてミネラルを多く含んだ水が海に流れてくるようにしているといった話も聞いたことがあります。 人間もよくミネラルが体にいいといってミネラルウォーターを飲んだり、ミネラルを多く含んだ食物を食べる事が健康によいとかいいますね。

どうもミネラルは生物の体を維持するのに必要不可欠な物質であるが、体内で作り出せない為に随時摂取しなければならないらしい。 そういえば猿がコンクリートをなめたり、象が山に登って岩を食べたりするのもミネラルを摂取するためだとか。 

飼育水にミネラル成分が豊富に含まれていれば、いい結果でそうじゃない?ってことで、今までやっている飼育水の作り方に加えて、ミネラル成分も豊富にできる方法を考えました。

@ ミネラルウォーターを使用する。
A 海洋深層水を使用する。
B 麦飯石水を使用する。
C 腐葉土を底砂に使用し、自然界と同じような環境を作る。


@はミネラルの含まれている水が売っている訳で、一番最初に使ってみようかと思ったのですが、ふと Aの海洋深層水とどう違うんだ? と思ったわけです。 調べてみると、海洋深層水の方がはるかにミネラル成分が多いらしい。 さらに、硬度が高いと書かれていた。

硬度は 「mg/L」 ってな単位で表されますが、
もとめる式は 
硬度=(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4) 
つまりミネラルの成分の量が多いと硬度が高いということらしい。


ふーむ・・・
ここで、相互リンクでお世話になっている かっちゃんのサイト『かっちゃんの隠れ家』で今、ヤマトヌマエビの淡水繁殖チャレンジをされているのを思い出しました。 総硬度の高い水で淡水繁殖しているヤマトがいるとの情報を得て、現在チャレンジされています! 2回目の挑戦では2週間も淡水でゾエアを飼育!! がんばれ、かっちゃん! ヾ(`ε´)

硬度が高いと淡水繁殖の可能性がある・・・
やはりミネラルとエビの成長には、何か関係があるんじゃないの?


で、海洋深層水を使用してみようと思ったのですが、ここ最近非常に忙しくて買いに行く暇もなく(T-T)
家にある麦飯石水を使用することになりました。 家に園芸用の腐葉土があるのでCの腐葉土もやってみたかったのですが、今回は麦飯石水の使用のみでチャレンジ!

今回の飼育水槽
水槽: 24×30×18(縦・横・高さ)
蛍光灯照射時間: 蛍光灯1灯24時間
飼育水:ベースは母エビ水槽から(ph7.8)
投入物:人工海水の素、浮泥、枯れたモス、麦飯石水(規定量)
水温:25℃
フィルター:テトラ・エアリフト式スポンジフィルター
塩分濃度:海水の70%

   
今回飼育水槽を立ち上げたのは5/11で、現在3匹のヤマトが抱卵。  デジカメが壊れているので肉眼での観察をしておりますが、どうやら2匹はすでに発眼。 早ければ27〜30日あたりがゾエア放出予定日です^^

2006.05.27
大潮に合わせて、本日3匹の母エビを午前中に隔離。

その直後、すぐに3匹のゾエアを放出。  先発隊か?と思っていたら、夕方までにゾエアは放出されることなく、全ての母エビが脱卵(T-T)  抱卵を確認してから2週間と少しだったので、ちょっと隔離のタイミングが早かったかな><;

まぁ全ての卵から順調に孵化してしまっても、全てのゾエアを育てられる程の飼育水もないのだけど(・・;)

とりあえず母エビは元の水槽に戻って頂き、卵には強めのエアレーション。

20時現在で38匹のゾエアが孵化し、汽水へ移動。


汽水の様子は、今まで作ってきたものとは少し様子が違う。 今までは緑色の苔が着き、水もうっすらと緑色だったのですが、今回は完全に茶苔。 緑っぽい苔は皆無。 これは麦飯石水を入れ、ミネラルの影響なのであろうか?


2006.05.28
今日は孵化数の報告だけ><  134匹を汽水に移動です。

2006.05.30
昨日、今日で約240匹と300匹が孵化。  すでに3日間で700近いゾエアが孵ってしまった。  汽水水槽はいつもの12Lなので完全に定員オーバー・・・  なんだけど、見殺しにはなかなかできないのよね(゚-゚;;  しかしこれ以上はさすがにきついので、明日以降はメダカの餌にでもするかな(T-T)

汽水水槽は12Lを二つ用意する予定だったんだけど、引越しして1週間ぐらい経った頃、突然ガラスが粉々に割れてしまって><  水槽の寿命がくると、触れただけでガラスが割れてしまうって話を聞いたことがあるんだけど、うちの水槽も寿命だったのかな・・・  だってガラスにはものすごい水圧がずーっとかかってるんだもんねぇ?  安い水槽だとこういう事もたまに起こっちゃうのかな・・・

2006.06.01
ゾエアは順調で大きく数が減っている様子もない。

すでにゾエアの大きさに差がでていて、1回目の脱皮もしている固体が多いようだ。

眼に見えるような微生物はあまり確認できないが、茶苔の量は十分なはず。 浮泥も大量に入っているので、エサ不足にはならないと思うのですが、着底までは油断禁物。 ゾエアよ、元気に育っておくれ^^

2006.06.02
うーん・・・ すこぶる調子いいみたい(*゚ー゚)

昨日1回目の脱皮をしている固体があると書きましたが、2回目の脱皮もしている固体が結構いる様子・・・
最初に孵化した個体なら、すでに1週間経過しているから2回脱皮してても全然不思議ではないか。

心配なのは飼育水に対して多くのゾエアを入れすぎているので、2週間目あたりで数が激減する可能性も十分ありえる。

2006.06.03
麦飯石水のおかげがどうかはわからないが、今回の飼育水はとてもいい出来のようです。

ゾエアの動きが非常に活発で、成長も早い気がしております。  数もあまり減っていない感じで、朝にライトが点灯すると、飼育水全体にゾエアが浮かび上がってくる状態です。  浮泥を抱えているゾエアの多く見られるし、ガラス面の珪藻にも多くのゾエアが張り付いています^^

成功した方で、約3週間で着底しているケースもあるようですし、水温が安定している今回のチャレンジでいい結果が出て欲しいな^^

2006.06.05
順調♪

HPを作ってからのヤマトの繁殖は9回目であるが、今回が一番いい状態。 ゾエアの数はほとんど減っている様に見えない。 1〜2割のゾエアはすでに色づいてきている! 一番最初に孵化したものは、今日で10日目。

2006.06.06
デジカメ故障中で、ずっと写真がとれなかったのですが、嫁の携帯で撮ってみました><

蛍光灯で集めたところですが、やっぱりゾエアの成長具合などは写せませんな(・・;)

大きいものはすでに3mmクラスで遊泳力もかなりのもの。
ゾエアの数は・・・んー・・・300〜400ぐらいかな?

糞がしっぽの先にぶら下がっているゾエアを見ると、しっかり食べるもの食べてるな^^ と安心してます。


親水槽では1匹の雌が抱卵。 受け入れ水槽がないのですが・・・

淡水繁殖の実験もしてみたいなぁ(。・ε・。)

2006.06.08
明日で最初の孵化から2週間が経ちます。

ゾエアの数は以前数百匹を維持しており半分程は赤ゾエアとなっております。
間違いなく今までで一番いい状態です♪

今回はかなりの数の稚エビを見ることができると確信しております!

親水槽にてまた抱卵を確認。 6日に確認したのと合わせて2匹の雌が抱卵中。

2006.06.10
今日は昼間に自然光に集まっているゾエアを撮ってみました。

ご覧のように赤く色づいたゾエアが多数。 しかし、まだ小さいゾエアもちらほら・・・  どうやら、奥さんが毎日採取してくれてたみたい^^;  ここんとこずっとバタバタしてたので、水槽が店員オーバーで入れなくていい事を伝えていなかったのでした><;  でも今回は調子いいので結果オーライ!! 毎日50匹前後のゾエアが孵化している模様(・・;)  水温が安定しているからかな?

トータルで1000〜1500のゾエアを汽水に移していると思われます。 孵化に2週間程のズレがあるので、着底する時期も当然ずれてきますね。

ゾエアの成長は早く、来週中に着底するものがでてくると予想しています。 

2006.06.11
脱卵から16日目。
本日は大潮の影響か、200匹以上孵化しました・・・ なんで卵カビてないんだろ(・・;)

多くのゾエアが長い糞をつけており、逆さまに浮遊しているので垂れ下がっておりますが・・・ うっとおしいだろな^^;
浮泥を抱えているゾエアも結構確認でき、餌は十分のようです。 

昼間に日光が差し込む方のガラス面にゾエアが集まりますが、そのガラス面の下の浮泥が眼に見えて減っております。


2006.06.13
昨日は仕事で家に帰るのが午前様だった為、観察していなかったのですが、本日着底している稚エビをとりあえず5匹は確認!!  水槽にはまだまだ沢山のゾエアが浮遊しており、昨日と今日もそれぞれ100匹以上ゾエア追加されてます><

今日は最初の孵化から18日目。 今まででは考えられないぐらい成長が早いです。 麦飯石水は効果あったのだろうか? 

今回のゾエア達はとにかく食欲旺盛で体長よりもながい糞をぶらさげているゾエアが多数。 浮泥を獲り合っているシンーンもよく見られます。

2006.06.14
デジカメ復活!!

と喜んだのもつかの間、全然綺麗な写真が取れない(T-T)

今回のゾエアは活発すぎて、ピントが合わずぼけまくり><

今日も40匹ほどゾエア追加。
着底したばかりの稚エビ。(お腹から撮影)

まだ赤い色がかなり残っており、恐らく本日着底したばかりと思われます。

着底してるエビの数は昨日よりもだいぶ増えている様子。 

最終的にどれぐらい淡水化できるか楽しみ♪
だいぶピンボケしておりますが・・・

浮泥をかじりながら、プリプリと糞をしているゾエアです。


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