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トゲナシヌマエビの繁殖日記。

■トゲナシヌマエビ繁殖日記 Part 2-2■
(2007/3/24〜)

6.13 6.21 7.6 1.3

2007.6.13
前回の更新からすでに1ヶ月近く経ちます。

ゾエア達が続々と稚エビへと姿を変え、かなりの数が着底しております(〃▽〃)
が、ゾエアはまだ30〜40匹ほど残っており、全て着底するにはまだまだ時間がかかるようです。
もうじき最初の孵化から3ヶ月だというのに・・・

今回の飼育水槽の状態はかなりいい環境に仕上がっていたにもかかわらず、こんなに時間がかかってしまうとは><  まだ何回かやってみないとわからないけど、トゲナシのゾエアの育成には時間がかかるのかもね。

稚エビ達は非常に元気で、流星のように写真に写っているのは移動中の稚エビ。
弾丸のようにビュンビュン泳ぎまくり(o^-')b 


6月の1週目に、トゲナシの母親がふたたびゾエアを放出したので、この水槽に入れたのですが、2日ほどで姿が見えなくなってしまいました(T-T)  ヤマトの繁殖でもゾエアが稚エビに食べられているのを目撃しましたが、今回も恐らく・・・  初期ゾエアの食べ易いエサが少なかったのも事実すが、ゾエアの姿があまりにもはやく姿を消していたので、食べられた可能性が非常に高い。 トゲナシもヤマトに匹敵する大食漢だからね・・・

2007.6.21
残っているゾエアは、10数匹。

稚エビはかなりいるので、数える時はまた相当気合い入れないと!


ゾエアが全て着底すれば、淡水化ってわけじゃないけど、1〜2日かけて淡水の飼育水槽へと水合わせをしようと思います。

ヤマトの場合、着底直後でなければ淡水に直接入れても全然問題はなかった。 稚エビに変態すると遊泳力が格段にあがるので、自然界でも汽水域から淡水に移動するのは、1日もあれば十分移動してしまうんじゃないかな? 稚エビは遡上する性質がかなり強いです。 流れに逆らうようにぐんぐん泳ぎます。

ところが、この遡上能力が稚エビを飼育していく上で、大きな問題となる。

昨晩、去年稚エビとなったミゾレとヤマトの数を数えてみた。 知り合いにあげたり、引越しの際のドタバタで死んでしまったものも結構いたんだけど・・・ ミゾレは15匹、ヤマトは11匹しか残っていなかった(T-T)  
死因のダントツTOPは脱走によるものです。

とくにヤマトは脚力がかなり強く、バケツに5cmぐらいしか水を入れてなくても20cmほどなら楽勝によじ登って、脱走してしまう。 飼育水槽の水位を落としたり、蓋をしたりと対策していても、ほんの少しの隙間があれば、いつの間にか脱走してしまう。 水槽からでてもガシガシあるくので、だいぶ離れた場所で☆となって発見されます(T-T)

トゲナシもヤマトと同様に脚力が非常に強いエビなので、しっかり対策して育てて、秋頃に里子にだせればいいなぁ。

2007.07.06
6/29にゾエアが見えなくなり、とりあえず1/3程の飼育水と浮泥を取り出し、親水槽から淡水の飼育水を点滴。

ゆっくり淡水化するつもりではなかったのですが、稚エビ飼育用に用意していた水槽を、ちょっと別のものに使ってしまいまして・・・ 1/3だけしか変えてないのも徐々にっていうわけではなく、ただ単に忙しくて時間がなかったので(T-T) 悪い影響があるわけではないので、このまま徐々に淡水へ。

写真は恒例?のエビ団子。
1日で1粒をみんなで完食しています。

2008.01.03
 ひー><; 半年も放置してしまいました>< 結局この回の繁殖日記を締めてなかったので、年も越してしまったのですが、結果報告。

 実は着底した稚エビの数は数えておらず・・・ 未だ淡水化したままの水槽にうじゃうじゃしております。 昨年11月には、すでに繁殖機能を持ち抱卵している個体もおりましたが、成長速度はばらばら。 大きさにかなりばらつきがあります。 

 振り返ってみると、ヤマトヌマエビの繁殖と違うと感じる事は結構ありました。

1.抱卵からゾエア放出
母エビが卵を抱えている期間は、トゲナシの方が遥かに長く、2ヶ月以上卵を抱えている事も珍しくありません。 昨年のクリスマスにまたトゲナシのゾエアが放出されましたが、抱卵してから3ヶ月程経っておりました。

2.ゾエア期から着底するまで
これまたヤマトよりも時間がかかってますね。 もちろん水温によりだいぶ変化するだろうけど、最初の孵化が3/17。 すべてのゾエアが着底したのが6/29。 3ヶ月以上かかってますな。 シチュエーションを変えたりして回数を重ねないとなんともいえないけど、今回ゾエア期の水温が特別低かったわけでもないので、やはりヤマトよりはゾエア期が長いと思われる。

3.ゾエアの行動
孵化後、ヤマトは光に集まる習性が強い。 なのでヤマトの場合は部屋を暗くして蛍光灯で集めてやると、ゾエアはすぐに回収して汽水に移す事ができる。 しかし、トゲナシはこの習性がヤマトよりもかなり弱い。 まったく光りに集まらないというわけではないのですが、ほとんどのゾエアは壁面にへばりついたり、物陰に隠れていたりする。 スポイトで集めるのは至難の業です。 なので汽水水槽にゾエアを移す場合、予め少し理想の汽水(海水の70%の濃度)よりも濃い飼育水を用意して、ゾエアを放出させる隔離プラケースの水を足したら丁度よくなるようにしておくのがベスト。 そしたらゾエアが放出された直後、母エビを元の水槽に戻して、ゾエアはそのまま汽水にドボドボいれてあげるだけOK(o^-')b これは、ミゾレやヒメも同様です。

その他にこの日記で書いて無い事があります。 トゲナシのゾエアは成長してくると、着底しているエビにはまず見られない独特の行動をとっておりました。 まるでじゃれあっているかのような行動で、数匹で突付きあっていたり、ものすごく接近して集まっているかと思えば、弾けるように分散したり・・・ ヤマトでこんな行動はなかった気がします。 動画が綺麗に撮れればいいんだけどねぇ・・・


 結局、繁殖方法は基本的にはヤマトと一緒。 隔離する時期が少し違うのと、汽水へ移す時のやり方が違うぐらいです。 去年の目標の一つであったトゲナシ繁殖は達成できました \(゚▽゚*)/ バンザーイ

しかしトゲナシの繁殖とかする人・・・ 自分以外にどれぐらいいるのだろうか・・・


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