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★ミナミヌマエビの雌雄判別について〜オスなの?メスなの?!〜
(2005/2/3)
先日採取してきた白いミナミヌマエビを繁殖させてみたいのであるが、なんとなく雌かな?と思ってる個体はあるけど、はっきりとはわからない・・・どーしても気になってしょうがないので、よく観察してみる事にしました。 人間も含めて生物全般に言える事ですが、種を絶やさない様に子孫を残す事が生物の宿命であり、雌雄の体のつくりに大きな特徴をだしていますよね。 まずはヌマエビでも体が大きく雌雄判別のしやすいヤマトヌマエビで雌雄の違いを見てみました。ヤマトは体側の模様で判別できますが、それ以外の雌雄それぞれの特徴は・・・ エビの体の構造については、こちらのサイトの「川エビの体」に詳しく書かれていたので参考にしてみて下さい。 |
ヤマトヌマエビ・雌 | @まず、体の大きさがだいぶ違う事。雌は約4cm、雄は約3cmぐらいです。形も雌は卵を保護する為なのか、外骨格に高さがあり(特に腹肢のあたり)、ずんぐりとした印象なのに対して、雄はだいぶスリムな印象です。 A雌の方には頭の後ろから背中にかけて、卵巣らしきものが見えますね。卵巣は卵を抱える前に変化が見られるので、その時がわかりやすいようです。これは体の透明なタイプのヌマエビに有効な判別法ですが、ミナミのホワイトは体が不透明な為、この判別方は使えないかな。 B雌は腹肢に卵を抱えるので、雄より雌の方が大きく、長くできているようです。が、腹肢の長さがわかる写真ってなかなか撮れません。泳いでいるとボケてしまうし、この写真のように腹肢を閉じている状態だと区別しにくいですね。肉眼だとさらにわかりません。ミナミヌマエビの雄だと腹肢に交接器がありそれで雌雄判別できるそうですが、その写真を撮るのが難しい>< |
ヤマトヌマエビ・雄 | |
ヌマエビの雌雄の特徴として上記の3点がわかりましたが、ミナミヌマエビの雌雄判別はできるのでしょうか?自分が持っている淡水エビの本でも大卵型のヌマエビの多くは、サイズが小さいので雌雄判別は難しいと記されています。 写真を何枚か撮ってみたのですが、やはり断定は難しいですねぇ・・・上記の特徴があてはまるのではないかと思われる個体を比較して見てみましょう。 |
ミナミヌマエビ・雌? | 雌と思われる個体は両方とも大きさが約3cm。雌の下の写真も少しわかりにくいですが、クリックで拡大して見てください。雌の方は腹肢の部分の外骨格の高さがあります。上の写真の個体はどっしりとした印象もありますね。雌の下の写真の個体の背中には、ヌマエビにしばしば見られる白いラインが入っています。これは卵巣の部分を隠し外敵に雌だと解らせないようにしているという方もいらっしゃいます。 雄と思われる方の大きさは約2cm。雌と比べて全体の雰囲気もスリムな印象。腹肢の部分の高さもありません。腹肢の交接器の写真が撮れればいいのですが、やはり非常に難しいです>< それに生まれた時期がわからないので、ひょっとすると雌の成長途上の個体かもしれません・・・ もうしばらく観察を続けて、できれば交接器の写真が撮れる方法も考えて見たいと思います。 |
ミナミヌマエビ・雄? | |
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