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ミゾレヌマエビの繁殖日記。

■ミゾレヌマエビ繁殖日記 Part 1-2■
(2005/8/31〜)

9.11 9.13 9.17 9.22 9.25 9.27 10.1 10.2

2005.9.11
この水槽は稚エビが確認された水槽で、70%の海水濃度の飼育水を使用。 本日は4匹の稚エビが確認できた。 枯れたモスが大量に入っていて、その中に変態した稚エビはもっといそうな感じ。 3mm程度に成長しているゾエアも数十匹おり、一番成功している感じ。 ガラス面には徐々に苔が付着してきて、稚エビはそれをかじっている。 
 こちらはヤマトの繁殖Part5からずっと使用している水槽。 海水の70%の濃度でまだ2匹のヤマトの稚エビが入っているが、ミゾレのゾエアを大量に入れてしまっているので、隔離できない^^; ミゾレのゾエアはこの水槽が一番多く残っている。 しかしあまり成長が見られない。 ひょっとすると50%の海水濃度の水槽を同じで脱皮していないかもしれない><; 理由は不明。 餌となる浮泥や苔はたっぷり。 ゾエアは数百、もしかしたら千以上いるかもしれない。 

 こちらは海水の50%の濃度の汽水。 モスと浮泥を入れエアレーションしており、ゾエアを入れて1週間は数も減っていなかった。 しかしゾエアが成長しておらず、ここ2,3日で大幅に数が減った。 まだ20〜30のゾエアがいるが、脱皮を全然できていないようなので、おそらくはこれ以上無理な状態。 脱皮ができていないのは、本当に塩分濃度が原因なのかはわからない。

2005.9.13
稚エビは続々と着底している。 今日ガラス面に着いている稚エビだけでも12匹確認できた。 中にはすでに5mm程にまで成長しているものもいて、とにかく成長が早い。

昨日、50%の海水濃度の水槽は断念し、残ったゾエア20匹程を他の水槽に移し、新しく70%の海水濃度に作り変えた。 そして早速本日孵化したゾエア200〜300匹を投入。 これでちゃんと脱皮して成長してくれるのだろうか?

2005.9.17
 稚エビの数はかなり増えているはずなのに、日中数匹しか確認できなかった。 淡水化をしていかないと、早くに着底したものは☆になってるんじゃないかと心配になってきていたのだが、夜遅くに蛍光灯をつけて確認してみると、7〜8mmにまで成長しているものまで数多くの稚エビを確認できた。 本当にヤマトに比べて成長が早い。 エビは夜に遡上するらしいが、ミゾレの稚エビも夜行性の性格が結構強いみたいだ。 日中はモスの影に入っているのだろう。

 13日に新しく作った70%の海水の塩分濃度の水槽なのですが、ゾエアの数はあまり減っていないものの、5日目というのに成長が見られない・・・ なんでだろう・・・ 沢山の稚エビが育っている飼育水も70%の海水の塩分濃度なのに、この差は一体? 汽水を作る種水や海水の素は同じものを使っているし、水質的にはほとんど一緒のはずなのに(・ε・`*)

2005.9.22
 母エビ達はすでに4匹すべて卵巣もお腹もすっからかん。 抱卵〜ゾエア放出までは7〜10日程で、ヤマトよりもはるかに速い。 

 一番最後に生まれたゾエアも、着底した稚エビがいる水槽に入れたので、淡水化が遅れております・・・ 今のところ最短で9日で着底ですが、大体2週間前後かかっているようで、稚エビを淡水化できるのは9月末か10月頭になりそうです。 稚エビの大きさはかなり差が出ていて、大きいものはもう1cmに達しているかも。 左上の写真は、着底直後の稚エビと成長した稚エビが一緒に写っています。 着底直後の稚エビは3mm程です。
 

2005.9.25
 絶好調の稚エビがいる水槽では、ほとんどが着底し、ゾエアは残り数匹。 それに比べてヤマトで使用していた汽水ではゾエアは相変わらず脱皮をしていない・・・ でも数はまだ100以上生き残ってるんだよね・・・ 13日に用意した70%海水濃度の汽水は全滅(T-T) 塩分濃度以外に、ゾエアが脱皮するのに重要な要素があるみたいなのだが、それがなんなのかわからない;;

 今回成功している飼育水にヤマトのゾエアをいれてみたいなぁ。

2005.9.27
 ついに淡水化に取り掛かりました。 ミゾレの淡水化は今回が初めてなので、いきなり淡水に移す方法ではなく、徐々に淡水に慣らす方法でいこうと思います。 今回の方法は1Lプラケに200mlの汽水を入れ、その中に稚エビを回収し、淡水を点滴法にて(3秒に1滴のペース)600ml追加。 これで様子を見ようと思います。 現在すでに300mlの淡水を入れましたが特に異常なし。

 汽水水槽ではゾエアがまだ数匹残っておりましたが、眼についた3匹を別の汽水に移し、まずはモスの分解から行いました。 稚エビがモスに絡まないように、モスを少しずつちぎりながら取り出す作業・・・ こんなやっつけ作業は慣れっこですが、時間かかりました・・・ 稚エビの動きは素早く、モスを取り出してから網で回収。 写真にはだいたい40匹程写っておりますが、全体では100以上いる感じです。 数える気合いは・・・ ありませんでした(ノ_・。)

2005.10.1
 稚エビを取り出したはずの汽水水槽では毎日5〜10匹の稚エビが発見されております。 9/27に「もういないだろ・・・」と思ってから次々に見つかる稚エビ達・・・ すでに30匹ほど追加されております。 新たに発見された稚エビはすでに薄めてある汽水にどぼん。 数が多いので確認しづらいのですが、多分大丈夫?

 明日は完全淡水に移し変える予定で、気合いがあれば・・・ 何匹いるか数えようと思います^^;

2005.10.02
 気合い入れました・・・(ぐったり・・・)

 1Lプラケから親水槽の飼育水を入れた2Lプラケに、カウントしながら移しました。 ☆になった個体は見当たらず、脱皮殻もぼちぼち見られたので、ほとんどの個体が無事だった模様。 そして数ですが、ほぼ予想通り?
132匹おりました^^ 淡水に移した直後はじっとしているものもいましたが、すぐにもしゃもしゃいているエビも^^ 淡水化して6時間経過後も落ちている個体はなし。 しかし個体数が多いのでヤマト以上に糞の量がすごい・・・ しばらく毎日糞のお掃除が日課となりそうです^^;

■今回繁殖に成功した水槽のDATA■
水槽: 24×30×18 12L
蛍光灯照射時間: 蛍光灯1灯。10時間。
飼育水: ベースは母エビ水槽から(ph7.5)
投入物: 人工海水の素、浮泥、枯れたモス破片
水温: 25〜30℃
フィルター: スポンジフィルター
塩分濃度: 海水の70%
備考: ゾエア投入は水槽を立ち上げてから約2週間後。 ゾエアを入れるまでは、照明は24時間照射。 若干ガラス面に苔がつき、ミジンコ等もちらほら泳いでいた。 ゾエアが生まれた時はまだ水温の高い時期で、投入直後は水温30℃。 今回いくつかの条件の違う水槽で繁殖を目指したが、同じ海水の70%の濃度で浮泥・モス破片を入れた水槽でも、立ち上げですぐの水槽ではゾエアが全く成長せず10日ほどで全滅。


 初挑戦にして132匹も着底したわけですが、実際にはゾエアは4匹の母エビから軽く1万匹以上生まれており、いくつかの水槽で試した事もあるのですが、生まれた数からすると着底できた稚エビは極わずか1%程(未満?)でありました。 しかしヤマトヌマエビと比べると、孵化から稚エビになる期間が短く、成長が早いので難易度的にはヤマトよりも低いと思います。 ミゾレヌマエビはショップで「キャラメルシュリンプ」という名前でも販売されておりますので、興味を持たれた方は是非繁殖にチャレンジしてみてください^^

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