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ミゾレヌマエビの繁殖日記。

■ミゾレヌマエビ繁殖日記 Part 1-1■
(2005/8/31〜)

8.31 9.1 9.2 9.3 9.7 9.8 9.9

2005.8.31
 昼の陽射しこそまだ厳しいが、夜になると結構涼しかったり、すでに秋の気配を感じます。 

 久々の採取にでかけると、ミゾレヌマエビをGET^^ 秋の産卵シーズンにすでに突入しており、多くの雌は抱卵しておりました。 自然界のミゾレヌマエビを見たのは初めてなのですが、雌は結構でかい! うちのヤマト雌と同じくらいで4cm近くあります。 体色も写真は鮮やかな赤ですが、ミナミヌマエビやヒメヌマエビの様に擬態と思われる体色の変化が見られました。 雌は4匹採取しましたが、緑や茶色にも変化しています。

 自宅に帰ってトリートメントしながら、卵をマクロ撮影。 しっかり発眼しており、いつ孵化してもおかしくない状態。 水質が変わってしまったので、脱卵してしまうかと思いましたが、卵を落とすことなく翌日30匹程のゾエア放出。

 ゾエアの大きさはヤマトヌマエビのゾエアとほとんど同じぐらい。 天然の個体のせいか非常に元気がよく、なかなかスポイトで捕まえることができない・・・ それに孵化直後でも浮遊するより、流木の陰やモスの中に隠れたりしている。 光を使ってもすぐに集まってくるものは少なかった。 このような行動はヤマトのゾエアと大きく違うように思える。

 飼育用の汽水は秋の繁殖シーズンに向けてとお盆明けに作ったものがあったので、それを使用。 ヤマトのPart8で使っている水槽も使いたいが、まだ淡水化をしていない稚エビとゾエア1匹がいるので、まだ使えない。

2005.9.1
昨晩寝る前に、ちらっと水槽を覗くと大変なことになっていました>< ものすごい数のゾエアが孵化している・・・ 雌4匹が抱卵していたので、全部が一斉に放出したのかと思ったのですが、放出したのは1匹だけ。 しかしゾエアの数は今まで見たことも無いような、恐ろしい数・・・ 2L水槽全域にゾエアが溢れている感じで、2000〜3000匹はいると思われた。 急いで汽水水槽に移しにかかるが、12L水槽に3000匹は明らかに多すぎると思い、止む終えずヤマトPart8で使っている水槽にも、半分入れることにしました。

朝、汽水水槽を確認すると、それぞれの水槽にすくなくとも1000以上入っているはずだが、それほどには見えない・・・ 昨日は台風13号の影響で、真夏のような暑さを取り戻し、夜も水温は30〜31℃となっていた。 水温の影響なのか、それとも塩分濃度があっていないのか? 塩分濃度はヤマトのゾエアと同じ70%にしているが、少し不安になり2L水槽に50%の汽水を作り、モスと浮泥を投入&エアレーション。 夜になってこの水槽にも、放出されたゾエアを100匹ほど移した。 

しかし、卵を抱えている雌はあと3匹。明らかにもうゾエアを移す水槽はありません・・・ かわいそうだけど、今回の残りのゾエアはカワムツのエサになってしまうかな(T-T)

中段・下段の写真は今日の雌の体色。 トリートメント水槽に流木とモスを入れているので、緑と茶色がでたのかな? 体側のミゾレ模様があまり見えないけど、UPでとると沢山のミゾレ模様が入っています。

2005.9.2
海水の70%の塩分濃度の水槽では、ゾエアは減っているように思える。 特に今までヤマトヌマエビのゾエアを飼育していた方の水槽では、かなり減っている。 それに比べて急遽用意した海水の50%の塩分濃度の水槽では順調のようで、あまり数は減っていない。 今日も数百のゾエアが孵化したが50%の水槽の方に入れた。

そして左の写真はどちらも同じ個体で、昨日大量にゾエアを放出した母エビです。 上の写真ではまだ少しお腹に卵が残っている状態ですが、卵巣はすでに膨れ上がっていました。 そして下の写真は本日撮影したもので、昨日ゾエア放出したばかりなのに抱卵しました・・・ 卵巣は綺麗にしぼんですっきりしています。 他の雌も2匹は同じような状態なので、ゾエアを放出したらすぐに抱卵すると思われます。

2005.9.3
ゾエア放出した翌日に抱卵したのを見て、現在抱卵していて卵巣も膨らんでいる母エビの観察をしました。 卵巣の中ではもうちゃんと卵が用意されておりました。 なるほど、ゾエアを放出したらまたこれをお腹に抱えるわけですな。 

ゾエアは今日も100以上放出されました。 汽水のゾエアも一応順調かな? とにかく障害物や底に溜まっている浮泥、モスなどにへばりついている様で、全体の数がわかりずらい><

2005.9.7
 孵化から一週間が経ちました。 ゾエアは3つの水槽に入れていて、濃度は2種類。 海水の70%と50%です。 今のところ70%の方は数はだいぶ減ったが、成長のスピードが速い。 大きいものはすでに3mmに達しようかというぐらいで、ヤマトのゾエアだと2週間は経っているぐらいの大きさだ。 50%の方は数はあまり減っていないが、成長のスピードが遅い感じがする。 見た目にはほとんど変化がない。 ゾエアの写真を撮りたいが、動きが活発でとらえる事ができない><

 母エビ4匹は最初に抱えていた卵は全てゾエアとして放出し、すぐに卵巣に用意していた卵を再び抱えている状態です。 次のゾエア放出までどれぐらいの期間があるのだろうか? 丁度ヤマトも二日目に抱卵したので比較できるかも^^ 

2005.9.8
 50%の海水濃度の方のゾエアは、どうやら成長が遅いというより成長していない・・・ つまり脱皮していない様に見える。 ミゾレ水槽ではゾエアは今日も孵化したが、大きさはまったく一緒だ。 まだ数はあまり減っていないが、このままでは成長できずに死んでしまうのではないだろうか・・・? 50%の海水濃度だと脱皮できないのかな?

 それに対して70%の海水濃度の方は、大きく成長している。 50%の方と比べると3倍ほどの大きさだ。 この差はいったい・・・ 

2005.9.9
本日いつもと様子の違うゾエアを発見。 ガラス面にへばりついて苔を食べている様子。 やっとゾエアの写真が撮れる!と思って、急いで撮影してみると・・・

足でしっかりガラス面に張り付き、移動する時はガラス面を歩いている・・・!?

なんと孵化から9日目ですでに着底してました!!
大きさはまだ3mm程度。 同じ大きさのゾエアも沢山いる。 

ミゾレヌマエビの繁殖情報がほとんどなかったので、ヤマトヌマエビとほとんど同じ様な展開を予想していたが、まさかこんなに早く、変態するなんてビックリ(゚ロ゚;)

汽水に入れた直後、数が激減したものの、まだゾエアは数百匹はいると思われる。 これは結構な数が着底するかも?!
違う角度で大き目の写真。 間違いなく稚エビのようだ。 泳ぐスピードも速く、頭を上に向けた状態で水面に向かって泳ぐ事もできる。

稚エビを確認したのはまだ1匹だけ。 しかし50%汽水の水槽ではやはり成長できていないようだ。 数も減ってきたように見える。

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