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■番外編 緑化計画■

Part1
(2005/3/17)

 うちのヤマトヌマエビを飼育している水槽は、つい最近まで水草を入れておりませんでした。元々この水槽は水草水槽だったのですが、引越しの際に二酸化炭素を添加するためのボンベにつけるレギュレーターを壊してしまい、水草をほとんど枯らしてしまったのです。今考えると二酸化炭素は添加式に切り替えればよかったのですが、エビを優先させる環境に換えたいと思ったのです。

 水草を入れていたときは、底床にはソイルを使用し二酸化炭素を添加していたので、phは中性〜弱酸性でした。水草は弱酸性を好むものが多かったのでソイルを使用し弱酸性を保っていたのですが、生体がヤマトヌマエビが11匹と並プレコが1匹。ヤマトヌマエビもプレコも糞の量がものすごいのです。ろ過バクテリアの分解するスピードが全然おいつけず、油断しているとすぐアンモニア濃度が上がってしまいます。なので糞が溜まる底床をよくお掃除しないといけないのですが、ソイルだとすぐにホースの吸い取り口に詰まってしまい、綺麗にお掃除することが出来ません。そこで底床を大磯砂に換えることにしました。エビの為にエアレーションもかけると・・・みるみるphがアルカリに(エアレーションをかけると炭酸が抜けてphはアルカリに傾きます)。大磯砂やエアレーションのせいもあるんだけど、うちの水道水のphはもともと弱アルカリ性。残っていた水草でアルカリ性の環境に対応できたのはモスだけでした。



 水槽が流木だけではとてもさびしい・・・最近になってまた何か水草を入れたくなってきました。本当はシダ類大好きなので、ミクロソリウム・ボルビティスなんかを入れたいところですが、両方とも好む水質は中性〜弱酸性。うーん・・・と悩みながらネットサーフィンをしていると、日本産の水草が目にとまりました。日本産のものもなかなか綺麗ですね。そういえば関西に住んでいる頃は琵琶湖によく行ったけど、水草はめちゃくちゃいっぱいあったなぁ・・・「ちょっと近所で探してみよう。水道水は近所の水を使用しているわけだから、今の水質にも合うかも?」という安易な考えで、採取しに行くことに。

 これがなかなか見つからず・・・やっとこさ最初に見つけたのはアナカリス(オオカナダモ)でした。

 ダムに思いっきり群生しておりました。少々泥をかぶっていましたが、払いのけるとても綺麗な深い緑^^とりあえず4本、自然の恵みを分けて頂きました。

 次に、とある公園でふと目についたものが・・・

 地上に生えてるわけですが、見たことある草だな・・・そう。アメリカン・スプライトじゃないの?和名はミズワラビ。ワラビ!大好きなシダ科の植物じゃないですか!そういえば、ショップに流通している水草もほとんど水上育成されてると聞いた事がありますね。なるほど。これ以前飼育した事あるんですが、めちゃくちゃ成長早かったような・・・とりあえずこの株もGETさせて頂きました。この時写真撮り忘れたのですが、もう一種類アメリカン・スプライトのそばに生えていた草も実験的に入れてみようと思い採取。

 次に渓流にて苔に注目しました。

 図書館で借りた図鑑で調べたところ、上がオオウチワゴケで下がミズシダゴケと思われます。美しい!水中化の実験の為、これもそれぞれ手のひらサイズ程採取しました。これで全部で5種類。果たして、今の水槽に馴染んでくれるのだろうか?



経過報告(2005/5/25)

 さて、3月に採取した水草がどうなったかというと・・・なかなかうまくいかず・・・アナカリスとコケが2種類しか残っていません>< 水槽に入れた当初は、気泡をだしながらぐんぐんと成長していくものが多かったのですが、途中で成長が止まってしまったり、採取した時とは大きくその姿を変えてしまうものがありました(T-T)

 水草導入する際、やはり二酸化炭素を添加するべきだと思い、発酵式にて添加する事に。肥料は適当なものがADAの「BRIGHTY K」しかなかったので、適時数滴与えておりました。

ミズワラビを入れてから1週間程経った時の写真。

最初は新しい葉もでてきて茎もどんどん伸びるし順調そのものだったのですが、根があまり伸びずにある程度大きくなると、どの葉も先が茶色くなり成長がピタッと止まってしまいました(T-T)

その後は茎の根元の方からだんだんと腐れていき・・・まさかの水中化失敗。


オオウチワゴケと思われる苔。導入から約10日。

本来ならば3月の写真のように、地を這う様に伸びていくのが本来の姿なのですが、水面に向かって伸びていってしまいました。

グロッソが立ち上がってしまうのを連想させます。しかし、上に伸びるならそれはそれで面白いかもと放置していると・・・
導入から約2ヶ月・・・上の写真と同じ距離から撮るとわけのわからない写真になってしまったので、少し引いて撮ったのですが・・・やっぱりワケわからん状態ですね>< 実際どういう感じかと申しますと、伸びた茎に付いている葉があまり大きくならず、根の方が沢山伸びている状態です。元々水分の多い岩場などに成育している苔なので、非常に活着性が強く根の発達がすさまじい・・・

これも失敗に終わる・・・


ミズシダゴケと思われる苔。3月の写真は採取する場所が暗くフラッシュをたいた為、色がおかしいですが、本来の色は左の写真の様に緑が非常に鮮やかで美しい!

導入から約10日の状態で茎が伸びていっているのがわかります。
約2ヵ月後。緑の鮮やかさは薄れ、茎はどんどん伸びているのに葉の密度が比例せず・・・かなり貧相な状態に・・・

これはまだ水槽に残っています。


これは名前のわからない苔。採取当初の写真は撮っていませんでした><

ちょっとボケていますが・・・かなりアップで撮影してます。導入後約2ヶ月なのですが、非常に成長が遅い。パッと見た感じでは、ホウオウゴケの超ミニって感じです。これは水中化に挑戦した苔の中で一番HITです!ただほんのわずかしか採取しておらず、増えるのには時間がかかりそう^^;


 なかなか難しいものですね。採取したアナカリス以外は水上で育っているものばかりだったので、簡単にはうまくいかないとは思っていたのですが、ここまで駄目だとは・・・

苔はテラリウムにすればうまくいくかも?ですが、水の中でうまく育って欲しいなぁ・・・

継続している苔はもう少し様子をみようと思います。水槽内は元々残っていたジャワモスも増え、かなり緑化されてきてはいますが、いい水草が見つかればまた導入してみたいと思います。


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